今回はRYT200講座受講を検討されている方がよく気にしているティーチングについて、受講にあたりポイントを知っておくと良いなと思った点を勝手にまとめようと思います。
※FIRSTSHIPのPRではありません。
そもそもRYT200とは?FIRSTSHIPとは、については下記の記事をご参考ください。
ティーチングとは?
生徒同士でチームになって1時間のヨガレッスンのスクリプト(台本)を作成します。そして、作成したスクリプトを覚え、生徒同士でインストラクションしあいます。
え!オンラインでグループワークしてヨガレッスンを作るの?なんだか難しそう。。
確かに、オンラインでの打ち合わせに慣れてないと不安に感じますよね。ヨガレッスンを作るところまでのコツはオンラインで決められた時間内にチームで認識を合わせまとめる技術です。ヨガ関係ないです。そして、この技術は意外と小手先のコミュニケーションテクニックです。なので、できる範囲で少し意識するだけでかなり変わります。ティーチングは様々なバックグラウンドの方が集まるので、限られた時間の中で少しでも有意義に会話を進めるためのポイントをお伝えしていきます(この方法がベスト!というわけでもないので、ご参考程度に)。
- ポイント①:自分を含め、みんなある程度の時間とお金を使って参加している同志だと思う!
いきなり精神論ですが、全ての根幹はこの1点に尽きます。
将来インストラクターになりたい・ヨガのアーサナを深めたい、などモチベーションは様々ですが参加しているメンバーは200時間という長い時間、そしてそれなりの高い金額を払って参加しています。ということは、全員が良い学び・経験を得たいはずです。相手をリスペクトし、自分のできる範囲でチームへ貢献できることを実践してみましょう。自然とチームワークが生まれていきます。
- ポイント②:積極的に発言・質問をして、どんな意見でも一旦受け止めよう!
初めましての方とオンラインで会話をするのって緊張するし勇気がいりますよね。相手もきっと同じです。一旦、どんな発言でも受け止めることを心がえけましょう。最初は、「どういうこと?」という発言でも後々聞いていくと「あ!そういう意図だったのか」となることは往々にしてあります。どんな発言でも受け入れられるというムードが作れれば、会話は活発化します。
最初の一言としておすすめなのはグループワークの時間を与えられた際にまず、「この時間はXXの検討に使おうと思っていますがイメージあってますか」といった一言です。与えられた時間の使い方をチームで認識合わせできますし、相手の発言を誘えるので話しやすい雰囲気になります。
また、グループワーク進める中で積極的に講師の方に質問したり、アドバイスを求めるのもおすすめです。質問する際はどこまで自分たちで考えて、何に困っているかを説明できると良いです。より良いスクリプトを作るためのアドバイスをもらえたり、実はそもそも課題の内容を誤解していた!というような認識齟齬も早く解消できます。
- ポイント③:認識はズレるものという前提で会話を整理しよう!
メンバー全員が積極的に発言していくと発生するのが認識の相違です。基本的にオンラインでの口頭でのコミュニケーションは認識がズレるものと思った方がよいです。
まず、会話の内容はzoomで画面共有しながらメモしましょう。画面共有しながらメモすることで、今何について話していて、どのような意見がでているのか一目でわかるので認識の相違を減らすことができます。急に講師の方からword等でのスクリプト提出依頼がくるので、ティーチング中グループで少なくとも一人は作成したスクリプトの内容をPCなどでメモしておくと楽です。
次に、他の人の発言で自分が理解できなかった、認識がズレているかも、と感じた時は積極的に質問して「ちょっと私がついていけておらず。。こういうことですか?」という確認をとりましょう。認識がズレたまま話を進めてしまうと、後々大きな差異になってしまい時間をロスしてしまいます。講師の方からのアドバイスも、グループメンバー内で理解・解釈が分かれることがあります。講師の方に再度聞き直したり、チーム内で確認しあって進めていけるとスムーズです。
- ポイント④:便利なツールは積極的に使いこなそう!
zoom・word(またはメモ・powerpoint)・lineあたりを使いこなせるとスムーズです。wordなどのメモはポイント③でお伝えした話し合いの内容の認識を合わせる、という点で役に立ちます。また、可能であればティーチングメンバーとのLINE交換は済ませておいた方が、毎週話し合った内容の共有ができるのでスムーズです(もちろんメールでもOK)。
なんとかスクリプトはできたけど、これを覚えて1時間もレッスンするの?覚えられないよ~
スクリプトができたら、後は練習あるのみ。でも、出来上がったスクリプトはA4 10ページくらいになるので全部覚えてインストラクションをするのは大変ですよね。大丈夫。練習のポイントがあります。
- ポイント⑤:スクリプトが出来上がった早めに紙を読み上げるのをやめて、体を動かしながらスクリプトを修正しよう
つい、最初の練習はスクリプトを読み上げるだけの練習になってしまいがちです。おすすめは覚えていなくても、とりあえず体を動かしながらぶつぶつインストラクションしてみることです。実際に体を動かすと次にどこを動かしたくなるか、どこに気を付けてほしいか自然とわかってきます。一言一句スクリプトと違わないインストラクションをしようとするのではなく、実際に体を動かしてみて次はどこに意識を向けて欲しいか考えながらインストラクションする練習をしてみましょう。早めに紙から離れると、覚えなきゃ!というプレッシャーからも解放されます。
- ポイント⑥:インプットとアウトプットの量を意識して練習する
ポイント⑤でもお伝えしましたが、目的はスクリプト通りのインストラクションをすることではないので実際に体を動かしながらインストラクションしてみてスクリプトをどんどん自分にとって言いやすい形に修正していきましょう。その際に重要になるのがインプットとアウトプットの量です。
ティーチングの中でインストラクションがとても上手な受講者さんがいて、どのように練習しているか教えてもらいました。まず、様々なインストラクターさんのレッスンを受けさまざまな表現方法を吸収して取り入れたそうです(インプット)。次に、たくさんご自身で練習して自分にとってやりやすいインストラクションにスクリプトを推敲していったそうです(アウトプット)。その方はさらにご自身の声を録音して、自分のインストラクションで動いてみてさらにスクリプトを推敲されていました。
お話を聞いてから、真似っこしてホットヨガLAVAやFIRSTSHIPのヨガレッスンをたくさん受講して自分の練習も可能な限り行いスクリプトも何度も修正しました。早い段階で上手な受講者さんと練習できて、練習のポイントを教えてもらえたのはラッキーでした。
不安な気持ちはまだあるけど、とりあえず頑張ってみようかな~
ここまで勝手にティーチング受講のポイントをお伝えしました。色々書いてきましたが、結局お伝えしたいのは、同じように200時間頑張って勉強してきたヨガ好き仲間がいるので200時間の総まとめ楽しんでほしいなということです。普段生活していて出会わないメンバーがヨガという共通点でつながる不思議な空間です。人見知りワニでもなんとかなったので、ぜひ楽しんで参加してきてください。
RYT200講座オンラインでの参加を検討されている方・参加予定の方が200時間の締めを有意義に楽しく過ごす一助になればと思います~
おまけ ティーチングで使う主なzoomの機能
zoom不慣れな方が結構いらっしゃったので、簡易ですがティーチングでよく使う機能について少し説明します(利用する端末やzoomのバージョンによっても表示は異なるのであくまでもご参考に)。
講師の方が説明しているときは左下のマイクアイコンに赤い斜線が入ってご自身のマイクがオフであることを確認しましょう。同様にその隣のカメラアイコンでカメラオンになっているか確認できます。質問がある場合や、ネットワークの調子が悪いときなどはチャット機能を使うと自分の状況を伝えることができます。
ギャラリービューは他の参加者の様子が一目で見えるので自分がインストラクター役の時に使います。反対に、スピーカービューはインストラクター役の方や講師の方のお話を聞く際に使います。
ギャラリービューとスピーカービューの切り替えは「表示」から選択できます。zoomに表示するご自身の名前を変えたい場合は、「参加者」から自分の名前にカーソルを当てると「名前の変更」がでてきてそこから変更可能です。「将来のミーティングのためにこの名前を記憶する」にチェックを入れると次回以降その名前で表示されるようになります。
他にも「画面共有」ボタンを押して、共有したい画面を選択すると画面共有ができます。zoomの中でさらにグループに分かれるときはブレークアウトルームセッションという機能を使います(こちらは主に講師の方が設定してくださいます)。とりあえずいっぱい触ってみて、ティーチング推進に役立てましょう~